日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

メディアの論調は変えられる

ジャパネット広報担当役員に聞く「社長交代へのネガティブ報道を払拭するには?」

ジャパネットホールディングス 取締役 広報・人事担当 髙田春奈

ジャパネットホールディングス 取締役 広報・人事担当
髙田春奈(たかた・はるな)氏

ソニーを経て、2005年ジャパネットたかたの人材開発を担うジャパネットソーシャルキャピタル設立。2010年広告代理業などを手がけるエスプリングアジャンス設立、代表取締役就任。2015年1月にジャパネットホールディングスと経営統合し、同グループの広報・人事担当に就任。

戦略よりも地道に「事実」を伝えていきたい

─誰もが知る創業者の引退だけあって、ネガティブな報道への懸念があったのではないでしょうか。

広報として「社長が交代しても、ジャパネットは大丈夫」と感じていただけるような、戦略的な発信は特にしていません。ジャパネットの未来は安心だ、と感じてもらうには、新社長が自らの言葉で経営の方針や考え方を語ることが一番。記者会見の場を設けるなど発信の機会は増やしましたが、シナリオやストーリーをわざわざ作らなくても、地道に「事実」を伝えていけば大丈夫だというのが、社長を含めた社員全員が感じているところです。トップ交代にあたりテレビなどで密着取材もしていただきましたが、もちろん演出にはノータッチです。

事実をありのまま伝えようという広報の姿勢は、ジャパネットのポリシーでもある「等身大」というところに通じるかもしれません。私たちは、自分たちが本当にお客さまに使ってほしいと思った製品だけを紹介しています。

その魅力を大げさに見せる必要はないですし …

あと59%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

メディアの論調は変えられる の記事一覧

「京急に最も詳しい男」名物広報・飯島さん 活躍の裏側と本音
沿線価値向上に挑む京急のグループ広報 「品川・羽田」イメージの定着へ
ジャパネット広報担当役員に聞く「社長交代へのネガティブ報道を払拭するには?」(この記事です)
「インフルエンザ申請アプリ」も!BtoB企業のリクルーティング強化策
あのカリスマ創業者が勇退!新生・ジャパネットが広報機能強化へ
「真夏の就活」報道リスク回避策 青山商事、全国キャラバンで反転攻勢

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する