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担当者が語るIRの現場

「事業会社はバランス感覚が必要」日清紡ホールディングスのIRの現場とは

日清紡ホールディングス

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者によるリレー連載です。

2015年11月13日に開催した決算説明会は42人が出席した。アニュアルレポートでは経営の透明性をアピールするため、社外取締役対談を掲載。同社の理解促進に役立ったとの反響も。

主力2事業で売上高7割

日清紡ホールディングスは、2009年4月に旧日清紡績が分社化した際に、社名変更してできた事業持株会社です。1907年の創立以来、長らく繊維専業でしたが、1940年代以降に事業多角化を進めた結果、主力事業に成長したのはエレクトロニクス事業とブレーキ製品事業で、両事業合わせて売上高の7割を占めます。繊維事業が現在連結売上高に占める割合は1割程度になりました。このほかに、精密機器事業、化学品事業、紙製品事業と不動産事業があり、計7つの事業セグメントから成る複合事業体です。

主力2事業の業界におけるポジションと今後について簡単に述べます。世界の主要自動車メーカーにブレーキパッドなどを供給しているブレーキ事業は …

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