オープンやリニューアルが相次ぐ企業ミュージアムやショウルーム。そのメディアパワーを検証します。
館内の展示ではサー・トーマス・リプトンのビジネス哲学なども感じられる。
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング
「サー・トーマス・リプトン ティーハウス ギンザ」
2015年9月、東京・銀座にある紅茶教室をリニューアルしてオープン。ブランド創始者であるサー・トーマス・リプトンの名を冠し新たなブランド訴求を図る。世界の紅茶やリプトンの歴史を紹介する体験型展示スペースを新設し、併設のティーショップでは限定の茶葉も提供。紅茶の本当のおいしさを味わってもらえるように各種教室も連日開催する。
ターゲットは30~40代男性
サー・トーマス・リプトンは、現代日本で言えば、ユニクロのような革新的業態を確立した存在だったのだと、この展示を見て初めて知った。19世紀後半、限られた階級のものだった紅茶を、皆が楽しめるようにと自ら茶園を経営し、ブレンダーを自社で雇い入れ、上質な紅茶を多くの人々に届けた。「かつてリプトンは伝統的な紅茶というイメージのみでしたが …
あと64%