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担当者が語るIRの現場

実際に商品に触れる機会を設ける、レオパレス21のIR現場

レオパレス21 経営企画部 広報・IRグループ 主任 左古つかさ

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者によるリレー連載です。

個人投資家との直のコミュニケーションを重視する。写真は6月6日に広島で開催した個人投資家説明会と、12月に出展したIRフェアの様子。

実際に商品に触れる機会を

レオパレス21は1973年創業の不動産会社です。アパートの建築請負と賃貸を主に行っており、2つの事業で売上高の約95%を占めています。管理するアパートは全国に約56万戸で、全国賃貸住宅新聞のランキングでは業界第2位です。そのほとんどがワンルームに特化しており、90%以上の物件に家具・家電がついています。「マンスリーレオパレス」でおなじみのように、短期でもご利用いただけます。

株主構成は約50%が外国人投資家である一方で、国内機関投資家や個人投資家の比率が低く、それらの比率を上げることが当面の課題です。国内機関投資家の開拓は、外部のデータベースを活用して社内でターゲティングを行っています。「当社株を保有しているがまだ保有を増やしてもらえそうな先」「同業他社を保有しているが当社株を保有していない先」などグルーピングを行っています。

毎四半期決算後は証券会社にも依頼し、国内機関投資家訪問を4、5日間行います。こちらから働きかけることで、one on oneミーティングの数を増やす努力をしているほか、商品を実際にご覧いただく機会を設けています。例えば国内機関投資家向けのアパートや注文住宅のショールーム見学会や懇親会を行いました。特に新規事業について ...

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