「クールジャパン」を象徴するコンテンツでもある日本の「忍者」。三重県伊賀市ではミラノ万博にも出展するなど、インバウンドを呼び込む取り組みに注力している。
三重県伊賀市市長 岡本 栄氏(おかもと・さかえ)
関西テレビ放送のアナウンサーから、2012年に初当選、現在1期目。「観光立市」をめざし、地域全体で観光客を受け入れる体制づくりに注力する。
忍者ゆかりの自治体が一体に
10月9日、忍者にゆかりのある地方自治体や民間団体などが連携して情報発信し、地域振興や観光客誘致につなげようと「日本忍者協議会」が発足した。2020年の東京五輪開催に向け、「クールジャパン」コンテンツのひとつである忍者を切り口に、一体となりPRするのが狙いだ。
協議会には、神奈川、長野、三重、滋賀、佐賀の5県など10自治体が参加。同日、発足を記念して都内で開かれた記者発表会には、各地の忍者衣装を身にまとった知事や副知事、市長らが登場。全国紙のほか、各地のローカルメディアの記者ら報道関係者約100人も参加し、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりとなった。
個性豊かな忍者姿の知事、市長らが並ぶ中、ひときわ鮮やかな衣装で注目を集めたのが …
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