つぶれたねじをはずすことができる独自技術を開発した大阪の工具メーカー「エンジニア」。ヒットの裏には、キャラクターや動画を用いたユニークな施策がある。
エンジニア
「ウルスの大冒険」
http://www.engineer.jp/urusu/
動画は韓国語やドイツ語、フランス語など
6カ国語に対応している。
基本情報 | |
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開設時期 | 1996年 |
更新体制 | ホームページは社員2人が担当。更新作業は外部の制作会社とも連携して進めている。オリジナルキャラクター「ウルスくん」を用いたPR動画や、社長自らが独自の経営理論や商品開発ストーリーなどについて語るブログも。 |
頭のつぶれた小ねじを簡単にはずせる工具「ネジザウルスGT」をヒットさせた工具メーカー「エンジニア」(大阪市)。ヒットの裏には商品の開発力や高い技術力があるのはもちろんだが、動画や漫画を用いたユニークなアイデアが奏功している。
きっかけは2009年、幕張メッセで開催された展示会にネジザウルスGTを出展したときのこと。何とか集客しようと、たまたま隣の会場で大恐竜博覧会が開催されることを知り、ティラノサウルスの小型ロボットをレンタルし、ねじをくわえさせてブースに置いてみた。するとそのインパクトに多くのバイヤーが目を留め、商談のきっかけになったという。
「この時初めてプロモーションアイデアの重要性に気づいた」という高崎充弘社長。商品をイメージしやすくなるようなキャラクターづくりに着手した。2010年、完成したキャラクター「ウルスくん」を用いたPR動画を内製。商品の使い方や開発の裏話をコミカルなタッチで伝えた動画は実に20本、同社のYouTubeチャンネルですべて公開しており …
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