今年6月、創立50周年を記念して野村総合研究所が開催した運動会。同期との久々の再会や、同僚と家族ぐるみの付き合いが生まれ9割以上の参加者が「また参加したい」と答える盛況ぶりだった。
社内コミュニケーションの課題を解決
若手からベテランまで
「役割」を持たせて巻き込む
企画段階から実行までを、各現場から10~15年目社員にサポートしてもらったほか、いくつかの本部で構成する「ブロック」、ブロックをさらに5つに分けた「チーム」からそれぞれ代表者を選出し、まとめ役を担ってもらい、様々な年齢層の社員に自主性を持って取り組んでもらえる仕組みをつくった。
若手・中堅からアイデア聞く
今年創立50周年を迎えた野村総合研究所(NRI)。シンクタンク部門と、旧野村コンピュータシステム(NCC)に源流を持つIT・ソリューション部門が要となり、グループ社員は9000人以上にも上る。そんなNRIで今年6月、27年ぶりに社内運動会が開催された。硬派で頭脳派タイプの社員が多い同社、「本当に盛り上がるのか」という関係者の心配をよそに、任意参加にも関わらず約5500人が参加、参加者の90%以上の人が「また参加したい」と答えるほどの盛り上がりを見せた。
準備がスタートしたのは、2013年の秋。まず、各本部から10年目~15年目の若手・中堅社員を集めたプロジェクトチームを結成し、創立50周年を迎えるにあたり、NRIにとって今どのような取り組みが必要なのかアイデアを出してもらった …
あと74%