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新編集長インタビュー

今井編集長に聞く、『PRESIDENT WONAN』が実現したいこととは?

今井道子編集長(プレジデント社『PRESIDENT WOMAN』)

2号にわたり創刊準備号を発行し、6月から月刊化。『PRESIDENT WOMAN』が実現したいこととは?

PRESIDENT WOMAN
プレジデント社 プレジデントウーマン編集部 編集長
今井道子氏(いまい・みちこ)

一橋大学社会学部卒業後、複数の出版社にて書籍や雑誌の編集に携わり、1990年にプレジデント社へ。ビジネス総合誌『PRESIDENT』の編集部副編集長、編集次長を経て2014年10月より『PRESIDENT WOMAN』初代編集長に就任。

創刊準備2号を経て月刊化

─創刊の背景を教えてください。

プレジデントウーマンは、当社内の女性有志によるプロジェクトから生まれました。私は約25年間『PRESIDENT』の編集に携わってきたのですが、この数年、取材でお会いする女性の方々から「女性版があったら読みたい」という声を聞くことが多くなっていました。プレジデントの読者も、テーマによっては2割くらいが女性のときもあり、その比率は高まっています。

考えてみれば、働く女性の数はどんどん増えているのに、働く女性が欲しい情報が載っているビジネス誌はほとんどなかったんです。ここにはニーズがあるかもしれないと思い、プレジデントや『dancyu』の編集者、マーケティング部や広告部の担当者など、興味のある有志女性で集まって、企画書をつくるところから始まりました。

実際に働く女性にヒアリングして見えてきたのは、特に30代に悩みが多いということでした。働き始めて約10年、これからキャリアを積むぞというときに、結婚や出産のタイミングが重なります。また、結婚や出産をせずに働き続ける人も、30代後半になると管理職を目指すかどうか、部下とどう付き合っていくか、といった悩みも出てきます。そこで、仕事に軸足を置きながら、こうした女性特有の悩みにも寄り添うメディアにしようと内容を練り、社内の各部署や社長へのプレゼンを重ねて発刊に至りました。

─創刊準備号を2号出されたのはなぜですか。

女性向けのメディアをつくるのが初めてだったので、内容やテイストを固める前に、読者の反響や流通・書店の意見が欲しいと思いました。それらを元に修正してから、月刊化をスタートできればと考えていたので、準備号を2号発行させてくださいと社内プレゼンでお願いしました。

読者や書店さんにとって …

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