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Facebookコンテンツ入門

2014年「夏至の日」の投稿ランキングに学ぶ、Facebookコンテンツのつくり方

川上徹也

企業のFacebookページ投稿ランキングから、PRコンテンツのつくり方を学びます。

データ提供:Belugaポータル

このコーナーでは企業や団体が運営するFacebookページの投稿内容などのランキングと、川上徹也さんによる解説をもとに、『広報会議』読者の皆さまへSNS運営のヒントを提供していきます。今回は2014年5月11日のFacebook投稿ランキングから、母の日にどんなコミュニケーションを展開できるか、そのヒントを探ってみましょう。

なお、このランキングデータを提供している「Belugaポータル」では、3000超のFacebookページを登録しており、月別または日別でページ全体のいいね!数やその推移、個別の投稿内容への反響などをスコア化することができます。投稿ランキングの指標となるのは(1)エンゲージメント率(ENG、(2)~(4)の合計をファン数で割った数値)(2)いいね!数(3)コメント数(4)シェア数の4点。以上からポイントを算出して、ランキングが決定します。

(ユニークビジョン 代表取締役 白圡良之)

Pick UP!

「ショップでお客さまにかけるような言葉と、コーヒーの香りが漂ってきそうなグラフィックの組み合わせで、そこにお店があるような安心感をSNS上でも感じていただければ」(長見さん)

DATA 「スターバックス コーヒー ジャパン」Facebookページ

開設は2011年4月。専任担当者2人と兼任マネージャーからなるSNSチームが運営を担当している。この「編集部」が投稿スケジュールを決定し、関係部署に告知を行う。SNSアカウントを「メディア」として捉え、お客さまと企業を結ぶ中立的な立場に置き、組織的な決定よりもお客さまのレスポンスを重視した運営を行っている。

意外と狙い目、二十四節気の話題

今回のテーマは、夏至です。

夏至は、二十四節気(太陽の1年周期を二十四等分して季節を表したもの)の10番目の季節で、1年で最も日照時間が長い日のことを言います。

2014年の夏至だった6月21日の投稿を見てみましょう。何と言っても目立つのは2位にランクインしているスターバックス コーヒー ジャパンです。キャンドルの横でコーヒーを飲んでいる写真とともに「『光』は、日常の風景にさまざまな表情を与えてくれます。本日6/21は夏至の日。一年で最も昼間が長い日に、いつもと違う光の下で、新しい発見をしてみませんか?一部店舗では、店舗照明を一部消灯する、Delight in the nightを実施中です」というメッセージ。そしてリンクされたオフィシャルブログでは、さらに詳しい説明とともに実施店舗も告知されています。

電気を消して落ち着いた雰囲気でドリンクを飲むと、他の感覚が研ぎ澄まされて何か新しい気づきが得られそうですね。自分の中のスイッチを切り換えるためにも実施店舗に行ってみたくなるような投稿でした。夏至とイベントを連動させているところもエンゲージメントが高かった要因でしょう。

16位にランクインされているキリンビールは「今日は昼の長さが一番長い“夏至の日”。一年の中で太陽が最も高い位置にあるそうですよ。夏至の日、みなさんは何をしていますか?」というメッセージとともに、夏の青空をバックにした「キリン 一番搾り」の缶の写真を投稿しています。爽やかな写真に、ビールが飲みたくなった人が続出しました。

このほか5位にランクインしているハーゲンダッツは「夏至」には直接触れていませんが、「プラムパンチ」というドリンクにアイスを浮かべた爽やかな写真を投稿。夏らしい清涼感を感じます。

夏至に限らず、立春、春分、大暑、立秋、秋分、冬至などの二十四節気は、投稿で取り上げる企業が意外に少ないので、狙い目です。ぜひマークしておきましょう。ちなみに夏至は、6月21日のことが多いのですが、2015年の夏至は6月22日になるので気をつけてくださいね。

湘南ストーリーブランディング研究所 代表 川上徹也(かわかみ・てつや)

大手広告会社を経てコピーライターとして独立。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の第一人者としても知られる。近著に『物を売るバカ』(角川oneテーマ21新書)がある。

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