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次代のPRパーソン

オズマピーアール 丹場大輔さん「総合PR会社は、ソリューション提案型のパートナーへ」

オズマピーアール 丹場大輔

主要なPR会社の現場で奮闘する若手・中堅のPRパーソンに、現場の仕事や今後のPRのあり方について聞く。

「従来のPR活動ではどうしても、メディア露出ありきの発想で物事を考えるところがありました。しかし、この発想は徐々に時代とマッチしなくなってきています」。オズマピーアールの丹場大輔さんはこう話す。生活者の琴線に触れ、社会や生活者の行動を変化させるにはどうすべきか。その本質的な課題解決のアイデアが求められている。一方で、生活者課題、生活者ニーズを起点に物事を考えることなしにPRは成功しえない。そこにクライアントと生活者の間に立って企画立案を行うPR会社の存在意義がある。

生活者の態度変容というゴールを導くにあたり、従来のPR手法にこだわる必要はない。「時にはその答えはテレビ報道ではなく、業界専門メディアでの報道かもしれません。また交通広告やバイラルムービーが答えになるケースもあるでしょう」。課題に応じた最適なソリューションを見極め、組み合わせる引き出しを持っていることが求められているという。

「どちらかと言うと『バランス調整型』」と自らを分析する丹場さん。3年目から2年間博報堂PR戦略局に常駐し、両社をつなぐ役割を担った。この経験が、より大きな視点でコミュニケーションを捉えることにつながった。

クライアント側にあたる企業や団体の担当者がPRの知識を身に着けている現在 …

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