2008年末〜
世界同時不況と「派遣切り」問題

『広報会議』(2009年3月号)特集「リストラ」より。
2008年9月のリーマン・ブラザーズ破たんを発端とした世界同時株安。日本でもその影響は大きく、同年10月の日経平均株価は一時バブル後最安値となる7000円を下回った。
2006年の労働者派遣法の改正で製造業の派遣上限が3年に延長され、その期限となった2009年には大量の期限切れとなる派遣労働者が出ることは、「2009年問題」として予見されていたものの、大手企業の人員整理や「派遣村」での炊き出しの様子は、景気悪化の象徴的な出来事として報じられた …
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