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「伝わる」文章術

執念深い承認プロセスに負けない!「伝わる社内報」を生むチェックリスト50

相山大輔(産業編集センター)

社内広報媒体の担当者は、文章力や企画力に長けた「編集者」の視点だけでなく、「経営者」「読者」の視点も求められます。産業編集センターの相山大輔氏が提案する、社内取材力を磨くための50のチェックポイントとは。

空気を読みすぎるのもNG

社内報は特殊な媒体である。一見するとよくある雑誌のようだが、決してマス媒体ではない。極論すれば、いわゆるミニコミ誌であり、企業をめぐる同人誌である。身内に向けて身内が作るがゆえ、独特の工夫や注意が必要だ。

社内広報担当にとってまず重要になるのが、社内の空気を読む力である。このタイミングでこの表現は適切か、経営の意図や発行目的に沿っているか、他の事業部が読むと不快にならないか、読んだら現場はモチベートされるのか。全方位的に目を配りながら誌面を作る必要がある。

一方で空気を読みすぎれば、つまらない記事になる。読み手に配慮するあまり、情報過多の無駄に長い文章や、エッジが取れて毒にも薬にもならない記事になっているというケースはよくある。ほどよい冒険が必要だ。

絶妙なさじ加減が求められるがゆえ …

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