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オフィスイノベーション

ヤンマー本社の新オフィスに潜入、「資源循環型」目指す企業姿勢を体現

ヤンマー

新しいアイデアや事業は、社内のコミュニケーションの場から生まれることも少なくない。こうした作用を生み出すスペースを設けている企業のオフィス哲学とは?

地上12階、地下2階のうち、6階~最上階の12階までがヤンマーグループの本社オフィス。ビルの愛称はYANMAR FLYING-Y BUILDINGと名づけられた。オフィス部分は「波紋」をコンセプトにデザインが統一されており、エンジンに見立てた「エコシリンダー」と呼ばれる真っ赤な階段室を中心に、社員が集う共用スペースや執務ゾーン、会議室などが機能的にレイアウトされている。

大阪市北区の茶屋町で建築が進んでいたヤンマーの新本社ビル「YANMAR FLYING-Y BUILDING」が2014年11月19日に公開された。地上12階、地下2階、高さ70.7メートルの建物は、船首をイメージした形状にデザインされており、「次の100年に向けて世界へ漕ぎ出すヤンマーのビジョン(YF2112)そのものである」(山岡健人社長)。地下および低層階は商業店舗用のフロア、5階に中間免震階を挟み、6階より上が同社グループ本社オフィスとなっている。

2012年に創業100周年を迎え、「プレミアムブランドプロジェクト」を推進してきたヤンマー。統括クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏は「農業をエネルギー消費産業からエネルギー創造産業に変えたい」と語り、機械を売るのではなく、テクノロジーを提供することで社会にソリューションを生み出してきたDNAを継ぎ、持続可能な資源循環型社会の実現を目指す経営姿勢を示した。

新本社ビルも …

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