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NPOにもPRの力を!

企業・政府・生活者の支援を引き出す、NPOのためのPRの考え方

片岡英彦(コミュニケーション・プロデューサー)

テレビ局や外資企業のPRマネージャーを経て、2011年に独立した片岡英彦さん。同年より、フランス発の国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務めている。約3年を経て見えてきた、NPOやNGOに必要とされるPRのあり方とは?

2年半ほど前に大幅なリニューアルを行ったという「世界の医療団」のサイト。
「情報量は多かったのですが、古い情報や専門的な内容が多かったので、新しく興味を持ってくれた方々向けに、シンプルな時系列のトップページとCMSの導入を短期間・低コストで行いました」(片岡さん)。

SNS活用が正解とは限らない

─2011年から「世界の医療団」の広報に関わっていらっしゃいますが、広報活動に対する認識・重要度の理解はこの3年で変わりましたか。

企業の広報活動の課題と同様に、SNSをはじめとした生活者との接点の増加は大きな動きだと思います。活動資金の調達においても、クラウドファンディングという手法が広く普及した点も大きかったですね。

一方で、旧来から続くメールマガジンやダイレクトメールといった手法も残っているので、限られたリソースの中でいかに活動を後押しするコミュニケーションを実現できるかが課題となっています。

私が広報責任者を務める「世界の医療団」は1995年の阪神・淡路大震災を機に日本での活動が始まったので、ちょうど20年の月日が経ちました。ただ年配の支援者の方も多いため、デジタルリテラシーもまちまちです。

つまり、ソーシャルメディアなどの新しい手法を採用することが必ずしも正解ではないということ。NPOやNGOの広報活動のターゲットは …

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