周年を機としたブランドアイデンティティ刷新、グローバル統一に取り組む動きも。広報活動の基盤となるコーポレートブランドの管理はすべての企業に共通の課題。

CASE STUDY
差別化されたブランディングへ
三井物産は2014年5月7日、ブランド・プロジェクトをスタート。9月24日に第一フェーズの成果物として、スローガン「360° business innovation.」、ステートメントおよび新ロゴを発表した。写真は発表会見での飯島彰己社長と、プロジェクトを監修した佐藤可士和氏。目的は2つあるといい、広く社会に等身大の三井物産をこれまで以上に理解・認知してもらうこと。そして「三井物産」として総合商社の中で差別化されたブランディングを実現すること。
今回の調査において、「メディアリレーションズ」「社内広報」に次いで2015年の注力テーマ3位にランクインしたのが、「ブランド管理」。広報部でコーポレートブランドを所管するケースも多いと見られ、周年の節目や経営者交代、あるいは企業の業容拡大・人材増加といったタイミングでブランディングに改めて取り組む企業も多い。
2015年の最重要テーマとして「ブランド管理」と回答した企業からは ...