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現地報道から考える日本のグローバル広報

ハイテク日本に世界が沸いた、在英ジャーナリストが見た日本の企業報道

小林恭子(在英ジャーナリスト)

欧州のメディアは日本社会や企業をどのような目で分析し、報じているのか。在英ジャーナリストの小林恭子氏が毎号、実際の報道や論調をもとにレポートします。

ロンドンで開催された雑誌『WIRED』のイベントでお披露目されたASIMO。
司会者に器用にコーヒーを運ぶなどのパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。

ASIMOの実演にため息

日本が自国の得意分野として世界に向けてアピールできることは何か?様々な分野でいくつもの項目が挙がりそうだが、そのひとつがハイテクである点については多くの人が同意するだろう。英国を含む西欧社会が期待するのも「ハイテク日本」だ。「ハイテク」という言葉自体がいまや若干古めかしい感じがしないでもないけれど、テクノロジーを駆使した飛び切り面白いこと、超変わっていること、「ここまでやるの?」と驚かせるようなこと─そんな諸々をやってくれることを世界は日本に期待している。

今回はこうした期待に沿った広報活動や報道を紹介したい。「クール・ジャパン」(元は英国が1990年代末に採用した文化振興の合言葉「クール・ブリタニア」=「クールな英国」に由来している)というキャッチフレーズがあるが、一体どんな媒体に自社の製品を紹介すれば「クール」(格好いい)と思われるのだろうか?そのひとつの答えは、時代の最先端を走る人が注目するような媒体やイベントを利用することだ。

10月中旬、ロンドンで雑誌『WIRED』が毎年開催する3日間のイベントがあった。WIREDは ...

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