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匿名記者が明かす残念な広報対応

記者も広報も殺気立つ! 魔の「朝刊後追い取材」の裏側

通信社 地方支局 記者 Tさん

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

夕刊での後追い取材は死闘

たいていの記者はせっかちで自分勝手だ。他人の知っていることは自分も早く知りたいという欲求が人一倍強い。同じ内容でも本人から、もしくは対象となる主体からの確認が取りたい性分なのだ。

例えば、ある記事が朝刊に他紙で報道されたとする。いわゆる「独自ネタ」だが、これ以外の社にとっては、ここから一斉に「よーいスタート」となる。

抜かれた記事の内容を分析して、情報の出所のあたりを付け、確認作業に入る。記事の中で「関係者」とされている人物が誰なのか。どこに取材すれば、確認が取れるのか。自分で判断して進めなければならない。そして、なるべく早く原稿化しなければならない。

いわゆる後追い取材のプロセスだが ...

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