大手志向が強まる中、いっそう人集めに腐心する中小企業。中小・零細企業が優秀な学生の採用につなげる秘訣、それは、ターゲットをしっかり絞り込んだ“お見合い”型合同説明会にあった!?
首都大学東京大学院と共同で実施した、学生が中小企業に課題解決策を提案するPBL事業*。受け入れた学生がそのまま企業に入社するケースも。
*PBL事業:課題解決型科目を取り入れた教育プログラム
高倍率の“制約率”に
学生の大手志向が進む中、知名度の低い中小・零細企業は優秀な人材集めにいっそう苦戦を強いられている。一方、少人数制の“お見合い型”合同説明会や、大学と連携した取り組みで、着実に優秀な人材の採用につなげる例も出てきているという。
「最近はこれまで新卒を採用していなかった中小・零細企業も『将来的に社長の右腕となる優秀な人材が欲しい』と大卒採用にシフトする企業が増えてきました」と語るのは、首都圏西部の中小企業を支援している、一般社団法人「首都圏産業活性化協会(TAMA協会)」の岸本洋子さん。
大手にはない中小企業の魅力を理解してもらい、優秀な学生を採用するにはどうしたらいいのか。そのカギは ...
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