日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

社員参加型PRの効果

ジュピターテレコムの社内に「一体感」醸成、106人の社員出演動画を制作

ジュピターテレコム「J:COM ブランドムービー」

ジュピターテレコム(J:COM)は6月、新たなブランドスローガンを発表した。ジャパンケーブルネット(JCN)グループなどとの経営統合を機に実施されたもので、全国から106人の社員が出演する動画も制作。一体感ある組織づくりを目指す。

社員か、エキストラか

2014年4月から7月にかけ、ケーブルテレビ業界トップのジュピターテレコム(以下、J:COM)とJCNグループ、テクノロジーネットワークスが経営統合を果たした。これにより、従業員数は実に1万3千人を超え、ケーブルテレビ業界で国内最大手のメガカンパニーとなっている。

J:COMは統合を機に改めてコーポレートブランディングに取り組もうと、2013年秋ごろから様々なプロジェクトを始動。その中の一つが、同社グループ戦略本部マーケティング部を中心とするブランドプロジェクトだ。ここでは6月1日に発表したブランドスローガン「もっと、あなたに響くこと。」を外部のクリエイターとともに制定したほか、この新スローガンを表現した126秒のショートムービーを制作。ムービーには全国の拠点から選ばれた106人もの社員が出演している。

ブランドプロジェクトチームでブランドムービーの制作を担当した菊地悦子さん(グループ戦略本部マーケティング部 アシスタントマネージャー)によると、社員を出演させるかエキストラに頼むべきか、外部の制作チームとの議論もあったが ...

あと71%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

社員参加型PRの効果 の記事一覧

総勢20人の社員が教える「ピップエレキバンの貼り方」、商品PRに活用
社内活性化は企業利益の源泉、見えない資産「インターナル・コミュニケーション」を見える化するには?
「コニカミノルタマン」って誰だ?特命プロジェクトでPR動画を制作の理由
コーセーとジェットスターの社員が共演、現役CAが踊るコラボ動画のねらい
ジュピターテレコムの社内に「一体感」醸成、106人の社員出演動画を制作(この記事です)
企業ブランドの一人歩きは危険!社員の「顔」が見える広報の意義
約600人の全社員を撮影、日本土地建物の創立60周年広告ができるまで
藤野英人さん「投資家は社員の『顔』が見える企業の株を買いたい」
社内調整と著作権・版権がポイント、PR動画制作のノウハウと注意点
クロスカンパニーが制作する「テレビ番組風」社内報とは?
KDDI社員、アニメ「弱虫ペダル」再現ムービーで見せた本気度
「恋チュン」踊った企業の今 日本交通の社内は何が変わった?

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する