社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学ぶ連載です。
パリの花屋をイメージした第1号店のディスプレイ
第1号店のバケツ展示。それまでの靴下は「つるす」ディスプレイであった中、「手に取って、品質とデザイン性を確かめてもらいたい」と、「置く」ディスプレイを採用。パリの花屋をモデルにした。
1984年に靴下専門店を日本で初めてオープンしたタビオ。基幹ブランドの「靴下屋」が誕生30周年を迎えるにあたり、今年は全国の約250店舗に対し、本部・店舗一体で周年事業を推進する。これまでは店舗に来店するお客さまを対象にした販促活動が多く、新規顧客の開拓をも目指し4カ月ものキャンペーンを進めるのは今回が初めて。事業を手掛けるPR企画・推進部部長の盛田清人さんは「当社の世界一の商品と接客で、お客さまの日常に小さなハッピーをつくっていく」と、創業当時からの存在意義を改めて浸透させたいと意気込む。
周年事業のコンセプトは「お客さまの“期待”と私たちの“約束”でつくる『靴下屋』の新しい魅力」。これを機に...
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