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地域活性化のプロが指南

地域プロデュースの根幹にある、「総合デザイン」という考え方

江副直樹(ブンボ)

地域プロデュースを手掛ける筆者が、リレー形式で登場する本シリーズ。今回から、九州を拠点に様々なプロジェクトを手掛けてきた、ブンボの江副直樹さんが地域活性の勘所を指南します。

プロデュースって聞くけれど。

事業プロデューサーを名乗っている。ジャンルを問わない企業の活性化、加えて、近ごろは地域活性化も増えてきた。30代の10年ほどは、コピーライター専業だった。モノを売る際の、プランと文章を考える仕事。しばらくは楽しかったが、やればやるほど対象となる商品が生まれる段階から関わりたくなって、一人であれこれ模索をしながら、プロデュース業の看板を上げた。17年前の話だ。

そのお相手はいろいろで、メーカーだったり、旅館だったり、建具屋だったり、鍼灸院だったり、生協だったり。Bunbo(ブンボ)という社名は、分数の分母で、僕はいつもコンセプトワークと戦略立案を担い、多様な分子にあたる業種、職種とコラボチームを作り、具現化を図ることから命名。コンサルティングに似ているが、どのジャンルでも最終的にモノをつくることを前提としている。

総合デザインで課題解決を。

僕の方法論には常に一定の原則がある。それが図1。企業活動にしろ、地域の活性化にしろ、商品(商品とサービス)/情報(広報と広告)/空間(建築と環境)のデザインを同一コンセプトにのっとって、全体を形づくっていく。それを総合デザインと呼んでいて、提示する戦略はこの手法によって具現化する。ジャンルは関係ない。総合デザインは、僕のプロデュースの根幹を成している。

総合デザインには序列があって、商品>情報>空間と位置づける。商品とは換金物で、これをないがしろにするとすべてが停滞する。商売繁盛の根幹は、顧客の獲得とすれば、繰り返し商品を買っていただいたり、サービスを受けていただいたり、足を運んでもらったりしなければ、繁栄は見込めない。僕のプロデュースではここを磨くか、なければ開発するスタンスを取っている。

次に情報発信 ...

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