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欧州メディア、サッカーW杯でゴミを持ち帰る日本人に注目も「セクハラ野次」で台無し?

小林恭子(在英ジャーナリスト)

欧州のメディアは日本社会や企業をどのような目で分析し、報じているのか。在英ジャーナリストの小林恭子氏が毎号、実際の報道や論調をもとにレポートします。

英デイリーミラー紙がサッカーW杯における、日本人ファンのゴミ拾いの様子を報じた記事。「日本ではイベントの終了後、出たゴミを片付ける習慣がある」と説明している。

ゴミを持ち帰る日本人に注目

6月には日本に関する2つの話題が、欧州を含む海外メディアで大きく取り上げられた。1つはサッカー・ワールドカップのブラジル大会での日本人サポーターによる「ゴミ拾い」で、もう1つは東京都議会での女性議員に対する野次問題だ。ちょうどほぼ同じ時期に話題となった。

6月14日、日本はコートジボワール戦で負けてしまったが、試合後、日本人のサポーターたちが青いポリ袋にゴミをまとめ、会場をきれいにしてから帰ったという。スタンドにいた観客数人がその様子を写真や動画で記録し、ソーシャルメディアにアップロードしニュースが一気に世界中に広がった。

現地ブラジルのメディアや英大衆紙デイリーミラー ...

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