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匿名記者が明かす残念な広報対応

記者をイライラさせる、広報が絶対やってはいけない電話のかけ方

地方紙 地方支局記者 H さん

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

記者3年目だったころ、本社の私の席はファクスの隣だった。地元の市民グループや企業、公共・民間施設や各PR会社から数分ごとに送られてくるプレスリリースや報道資料をチェックするのは、下っ端の仕事の一つだからだ。

仮に2分に1枚送られてくる計算なら、午前9時から午後5時までに240枚。取材にでかけ、原稿を一日に数本仕上げる日々の中で、正直、1枚1枚を隅から隅まで読んではいられない。

目を通す際はまず、どのような団体から送られてきたのかを確認。名前を知らない中小企業や素性の定かでないグループはいくらでもある。それだけではもちろん、取材するかどうかの判断はできない。

次にタイトルと本文、日時、場所を流し読みする。記者経験を少し積むと、「これは記事になりそうだ」「企画に使えそうだ」という“筋のいい話”はその段階である程度分かるようになる。地方紙のため、当該県以外でのイベントや、縁もゆかりもない団体からの取材依頼などは、それだけで…

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