広告会社やPR会社がサービスとして提供する「トップ広報コンサルティング」の現状の動きとは。ヒアリングから、現在のトップ広報の傾向が浮かび上がった。
プレゼンの名手として知られた、故スティーブ・ジョブズ。彼の影響からか、日本企業のトップの間でも“スタンディングスタイル”のプレゼンを実践したいという機運が強まっている。
「発表会などで社長が出てくるケースが、ここ数年で増えた」と話す広告会社A社。往々にして「プレゼン下手」と語られることの多い日本企業の社長だが、最近ではスティーブ・ジョブズのようなプレゼンのスタイルを望む声も増えているという。「少し前までは、“うちの社長、メディアに出るのが嫌いだから”で通していたところも“嫌いでも出さねば”という姿勢に変わってきたように思います。立って身振り手振りを交えながら……というジョブズ・スタイルを望まれる方も増えてきたように感じますが、演台なしでステージに格好よく立つ、ということに慣れていらっしゃらない方が多いのも事実。社長の個性と発表内容に合わせたスタイルを選ぶことが大切だと思います」。
企業の経営戦略を踏まえ ...
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