日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

グローバル広報の第一歩

12部門横断で実現、ダイキン工業グローバルサイト再構築の裏側

ダイキン工業

1兆7800億円の売上のうち、海外事業の比率が約7割を占める*ダイキン工業。2006年にマレーシアのOYLインダストリーズ社を、2012年には米国のGoodman社を買収するなど、近年は新興国や北米事業の拡大に取り組んできた。現在、空調事業としてはグローバルでトップシェアを誇る同社は今年3月末、リニューアルしたグローバルサイトを公開した。

* 2013年度実績

プロジェクトが始動したのは2012年末のこと。社内のヒアリングや海外拠点の調査を経て、戦略の立案に4カ月、サイト構築に約1年を費やした。「近年のM&Aで海外の子会社が増えるなか、子会社のサイトの方が充実しているというケースも。以前からサイトを再構築する必要性は感じていましたが、人的リソースを割くのが難しい状況もあった」と経緯を振り返るのは、広告宣伝とグローバル戦略の部門を兼任する担当課長の宮津信氏だ。

今回のリニューアルは総務部広告宣伝グループがプロジェクト全体の推進役を担い、コンテンツ制作は広報機能を持つコーポレートコミュニケーション室のほか、グローバル戦略本部、化学事業部やサービス本部なども ...

あと72%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

グローバル広報の第一歩 の記事一覧

東南アジア各国別に分析、良く使われるSNSとビジネス活用法
キーワードは「体験」、口コミ大国・中国の情報流通構造に迫る
メディアや投資家に響く、グローバル広報の基本とは?
記者が取材に遅れてくるのは当たり前、アジアでのPR活動の心得
ATM事業で中国トップシェア、沖電気工業の海外広報戦略とは?
ステップ別でわかる「グローバルの情報発信、クリアすべき課題とは?」
「接触度」「信頼度」で見る、アジア10都市のメディア実態
米国のオンラインメディア向けPR、記者の興奮を引き起こせ
12部門横断で実現、ダイキン工業グローバルサイト再構築の裏側(この記事です)
Facebookファン数740万超、北米のカーマニアを熱狂させたニッチ戦略とは?
リリース転載は当たり前、タニタに聞く「中国メディアとの付き合い方」
きゃりーぱみゅぱみゅ効果か、台湾でサンスター「Ora2」売上160%に
欧州メディア、日本企業の女性活用に厳しい論調
魚谷新社長就任、資生堂のグローバル広報はどう変わる?

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する