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匿名記者が明かす残念な広報対応

「安易に『分からない』と言うな!」記者が見た、東急衝突脱線事故会見の残念対応

全国紙 社会部記者 Hさん

「電車と電車がぶつかった。けが人多数!」

東京都内で大雪が降った今年2月14日夜、本社から指示され、慌ててタクシーに飛び乗った。事故は川崎市中原区の東急東横線元住吉駅構内で発生。現場に向かう途中、居合わせた乗客が撮影したと思われる画像をインターネットで見た。先頭車両がひしゃげ、窓ガラスが粉々になっていた。戦慄が走った。

この事故で乗客16人が負傷したが、死者が出る大惨事にならなかったのは不幸中の幸いだ。ただ、われわれ取材記者が本当に疲れたのは、翌日夕方に国土交通省で開かれた東急電鉄の記者会見だった─。

ペラペラの資料にあ然

東急側は鉄道事業本部長ら現場責任者3人が出席。会見冒頭、配布されたペーパーを見て、思わずため息が出た。事故状況を線と点で示しただけのペラペラの紙。最新の電車が、さまざまなシステムによって複雑にコントロールされていることぐらい容易に想像できる。これだけで本当に十分な説明ができるのか。

記者からの質問は ...

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