日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

「PRで売る」ヒントを探せ

カチカチのアイスも溶かせます。時計メーカーが作った「アイス専用スプーン」って?

タカタレムノス 東京ショールーム所長 菊地圭輔

img01

そのまま食べたくなるようなパッケージで心をくすぐる
パッケージのデザインにも一工夫。「そのままプレゼントできる」と、販売を後押しした。

手のひらの熱で溶かす仕組み

新幹線で買ったアイスクリーム。食べようとしたら、付属のスプーンがバキリと折れてしまった─。そんなストレスを吹き飛ばす、アイスクリーム専用のスプーン「15.0%」を発売し、情報番組をはじめとした多くのメディアに取り上げられているのは、時計メーカーのタカタレムノス(富山県高岡市)。アルミニウム製のため熱伝導率が高く、どんなに固いアイスクリームでも、手のひらの熱によって柔らかく食べられるというこの商品は、2011年にグッドデザイン賞を受賞し、注目を集めた。

img08

スプーンの形状もさまざま。先端がフォーク状になっているスプーン(手前右)は、ソルベに最適だ。

仏具、時計の次はアイス

本業の時計製造では、渡辺力氏をはじめとする有名デザイナーとコラボレーションするなど、デザイン性の高い時計メーカーとして、すでに実績を上げていた同社。なぜ、畑違いのスプーンをつくったのだろうか。それは、元々同社が仏具を製作する「高田製作所」から派生したところに起源がある。

広報担当の菊地圭輔さんは、アイスクリーム用のスプーンができたきっかけをこう説明する。「仏具の製造だけでは今後、需要が増える要素がありません。亡くなってしまった方への弔いの儀式に用いるものから発想を変えて、“生きている人のライフスタイルを支えるものを作ろう”というコンセプトが生まれました」。

そこで、時計製作で親交のあったデザイナーの寺田尚樹氏に企画を依頼。すると ...

あと78%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

「PRで売る」ヒントを探せ の記事一覧

ベンチャーから業界4位へ!急成長の秘密は「あえてPRしないこと」?
「記者に無視されない」PRメール術 10のポイント
社員出演動画でPR!世界中で売れた「気配りミラー」
媒体掲載がゴールではない?広報に求められる発想の転換 8つのポイント
墨田区の町工場が取引企業を200倍超に増やせた理由
ツイッターで「ざわ...ざわ...」?予算を使わず、時流に全力で「のっかる」PR術
9期連続で増収増益、ヤッホーブルーイング・井手直行社長「社長はPRで体を張れ。」
カチカチのアイスも溶かせます。時計メーカーが作った「アイス専用スプーン」って?(この記事です)

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する