あえて異業種のパートナーを広報活動に取り込むことで、これまでにない広がりを生んだ例がある。チームづくりのポイント、視点の取り入れ方に迫る。

イベントのノウハウをキャラバンに生かす
新製品であるボディクリームのPRの一環としてキャラバンを実施。編集部に入ると、「リラックスタイムのお届けにまいりました!」と一声。世界観を崩さないために、大量の荷物を運ぶ際にも段ボールなどは使わず藤の籠を使用するという徹底ぶり。右は、ディレクターとしてキャラバンを取り仕切ったイベントプランナー・牧瀬貴美香氏。環境保全という大きな企業使命があるブランドだからこそ、演出ひとつとっても制限が多い中で、「(牧瀬氏は)“私だったらコンセプトを守りつつ、こんな面白い展開ができる”と熱心に提案してくれた。ミッションを深いところまで理解してくれて、細かいところまで気配りができる人です」。
各社ユニークな趣向を凝らすことで知られる化粧品ブランドのメディアキャラバンの中で、「あのブランドはピカイチ」と美容編集者らの中でも呼び声が高いのがアヴェダ。「(キャラバンは)大きな発表会以上にケアすべき点が多く、満足してもらうための難易度が高いという面も。個々のメディアに合わせ、さらにきめ細かい演出の加わった発表会を開催している感覚」(アヴェダPR担当 有吉由妃氏)というだけあり、綿密に計画を練ってキャラバンに臨む。
最近特に注目を集めたのが ...
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