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日刊自動車新聞を大解剖、専門紙のいま

武川明(日刊自動車新聞社 編集局長)

新聞には、ニュース、経済、スポーツ、文化と広い分野の情報を元に構成される一般紙と、特定の分野を重点的に扱う専門紙が存在する。専門紙の中でも80年以上の長い歴史を持ち、自動車という日本を代表する産業を扱う日刊自動車新聞を例にその役割を読む。

「日刊自動車新聞の大きな特徴の一つは、その名の通り日刊紙として日曜祝日を除いて毎日発行されている点にあります」そう話すのは日刊自動車新聞編集局長の武川明氏。「1929年の創刊から、戦中・戦後の一時期を除き、このスタイルで販売がされています。5年ほど前までは社内の印刷工場を稼働して自ら印刷も行っていました。現在印刷は外部の印刷会社へ委託し、東京と大阪の二カ所から全国へ運び、提携をしている朝日新聞販売店などを通して読者へ配達されています」。

販売部数は12万5000部(公称)。一般紙や雑誌など他の紙媒体と同じくインターネットの普及やリーマン・ショック以降の経済の落ち込みなどを背景に、最盛期に比べれば減少傾向にあるが、12万5000部という販売部数は自動車専門の日刊新聞として世界を見ても最大級の規模だという。

日刊自動車新聞

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日本で自動車の本格生産が始まる前の1929年創刊。月〜土までの週6日発行。ブランケット判10~18面。公称部数は12万5000部。購読料は1カ月5343円(税抜)。完成車メーカーや行政、海外情報を伝える総合面のほか、部品・生産面、国内マーケット面、週1回の自動車整備面などがある。ものづくり分野の完成車メーカーや部品メーカー、のほか、販売・サービス分野のディーラー、整備工場、カー用品、損保に至るまでが読者層。中でも流通業がその85%を占めている。

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