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小さなお店を流行らせる広報術

日本初上陸の口コミサイト、「Yelp」は当たるか?

吉野信吾(プロデューサー)

米国はサンフランシスコに本社を置く、ローカル口コミ情報サイト「Yelp」が4月9日に日本でサービスを開始しました。アジアではシンガポールに続き2番目で、世界の主要都市でサービスを展開していますが、月間ビジター数は1億2000万というワールドワイドな巨大口コミサイト。

このサイトの最大の特徴が、実名での投稿というもの。いわゆるフェイスブックの店情報版。ただし、単なる店だけに留まらず、ヘルス&メディカル、ヘルス&ビューティといったカテゴリーがあり、病院や歯科医といった分野や、自動車整備工場といったカテゴリーにも言及しているとことが特徴的ですが、それ以上に画期的なのが、ビジネスオーナー専用のサイトが開設されていることです。

このビジネスオーナー専用のサイトは無料で、自分の店をこのサイトを通して口コミ営業ができるのですが、来店客へのレビュー返答や、それによる効果測定ツールが使える点も新しいと言えます。そしてなにより白眉なのが、投稿者、いわゆる「良い評価」「悪い評価」を下した相手に、「公開」「非公開」でカウンターの意見を送ることができるという点です。

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