「28歳、一生『女の子』」を打ち出し ファッションの常識を変えた『sweet』
報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
あのメディアは、テーマや取材先、紹介するもの・ことをどのように選び、決定しているのだろうか。そして、その裏にはどんな人がいるのだろうか。担当者のインタビューを通じ、それぞれのメディアの「今」に迫ります。
交通新聞社 『散歩の達人』
『40歳からの東京酒場』号は、編集部員の「好き」が詰まった思い入れの強い号。「編集部員に共通しているのが酒好きという点。作り終わってから、“皆本当にお酒が好きなんだなあ”と実感。イキイキしながら作っていました」。
「街歩き雑誌」のパイオニアとして、1996年の創刊から首都圏の街情報を発信している『散歩の達人』。『JR時刻表』でお馴染みの交通新聞社が発行する“大人のための街歩きマガジン”だ。メインとなる読者ターゲットは40代。毎号テーマに合わせて編集スタッフが街を歩き回って“散歩”情報を集める。
『散歩の達人』は、「一言で言うと街の“すき間”を伝える雑誌」と話す、編集長の武田憲人氏。「すき間の魅力を伝える、寄り道感覚の雑誌という感覚が強い。新しいとかおしゃれとか、そういった視点だけではなく、むしろどこか“見つけるとほっとする”“街の隅っこで人知れず頑張っている”そんなところを探り当てて光をあてたいと思っています」。