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担当者が語るIRの現場

地道な改善が高評価に

富士ソフト

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者によるリレー連載です。

決算説明会ではPRを兼ねて自社開発製品「moreNOTE」を使用したプレゼンテーションを実施。

富士ソフトは1970年創立の独立系ITソリューションベンダーです。「ICTの発展をお客様価値向上へ結びつけるイノベーション企業グループ」を目指して、組込系ソフトウェア開発と業務系ソフトウェア開発の分野を中心に幅広い事業を展開しています。

ITサービス業界は2000年代初めのITバブルの時代とは打って変わり、企業間の統廃合などの再編が進み、今後数年間の年間成長率が約1%と予測されるなど、今や成熟期を迎えつつある業界といえます。現代はITの力なしには世界中のどこも動かないという社会を支えるインフラですが、ITサービス企業の存在は意外と意識されていないかもしれません。B to Bビジネスであり、しかもそのサービスは成果物として目に見えるわけではありません。

当社は売上規模で業界10番手前後に位置していますが、社名が知られていたとしても業界における立ち位置、特徴や強みを理解してもらうのが難しいところです。そういったことを常日頃から念頭に置いてIR業務を行っています。

当社では、ステークホルダーとの最適なコミュニケーション活動の実施により企業価値の向上を図るため、経営管理部コーポレートコミュニケーション室が、PR・社内報業務とともにIR業務を担っています。IR活動の重点課題を機関投資家・アナリストの理解促進と適正株価の形成として、「(1)機関投資家・アナリストと経営層とのコミュニケーションの機会の拡大」と「(2)IRツールの改善、ディスクロージャーのクオリティの向上」に取り組んでいます。

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