広報活動の顔ともなる記者発表や会見、イベント。テーマとターゲット、そして何をどのように伝えたいかに合わせて、ベストの形態も変わってくる。
テレビの情報番組やニュースなどでよく見かける、タレントが出演して市松パネルの前で微笑む、華やかな記者発表会。「予算があるからできること」と初めからイベントそのものを諦める前に、アイデアと工夫次第で十分にメディアの関心を惹くことが可能であることを知っておいてほしい。
PRイベントは、PR活動において話題作りの起点とも言えるもの。テーマや伝えたい内容、目的によってその形式も変わってくる。どういった形式で行うのかは、ゴールイメージをしっかりと描いた上で吟味することが必要。一方で、旬の要素やニュース性、メディアの興味を惹く絵作りなど、時代を読んでPRフックとなる要素を盛り込むことも大切だ。
必ずしも、豪華な会場でタレントを招き、派手な演出を凝らすことだけが「記者発表」ではない。例えば全国の記者クラブでは、会員でなくとも幹事社の了解でレクをさせてもらえることもあり、通常無料で場を持つことが可能だ。自社の会議室や記者クラブで発表を行うのも手だし、小規模で行うメディアとの情報交換会からスタートするのも手だ。
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