先輩広報たちは、新任当時、まず最初に何をしたのか?そして、今だから言える「やっておけば良かったこと」はどんなことか?本当に「使える」「やっておくべきこと」を、先輩広報の生の声をもとにまとめた。
最初にやったこと
実際に「まず最初に取り組んだこと」とは? 実は優先順位が低いこと、二の次で良かったこと、やはり最初にやるべきことなどをチェック!
広報の知識を付けるべくハウツー本を読み込む
最初はとにかく広報の知識を詰め込むのに必死で、ハウツー本ばかり読んでいましたが、まず必要なのは広報の知識よりも「会社の知識」。上手いリリースの作り方より、「おたくの社長はどんな人?」と聞かれて答えられないようでは話になりませんから......。
社内より先に、メディアに挨拶周りする
とにかく最初はメディアに行かねば!と外にばかり目が向いていた。しかし、最初に必要なのは社内でのパイプ作り。それがあった上でメディア周りをすべき。話す内容にも深みが出るし、PRしたいトピックスにも広がりが生まれる。
とにかく引き継ぎマニュアルを読み込む
「引き継ぎマニュアル」を過信しない方が良い。結局、「これさえ押さえれば成功」という王道パターンがないのが広報の仕事なので、ネタや時期によってもベストのプランが変わる。マニュアルをもとに自分なりの道筋を作っていくと良い。
ぶ厚い社史をくまなく読み込む
会社の歴史は知っておくべきだが、必要なのは重要な点を把握しておくこと。分厚い資料を読み込む時間があるなら、先にやるべきことがもっとある。
プレスキットの作成で基本を押さえる
自社の基本情報についてメディアに説明できるよう、プレスキットとなるような骨子を固める。PRコンテンツは基本情報を押さえた上で見つけられるもの。この作業が自分の広報活動の基盤となった。