「28歳、一生『女の子』」を打ち出し ファッションの常識を変えた『sweet』
報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
あのメディアは、テーマや取材先、紹介するもの・ことをどのように選び、決定しているのだろうか。そして、その裏にはどんな人がいるのだろうか。担当者のインタビューを通じ、それぞれのメディアの「今」に迫ります。
日曜夜のプライムタイムに、ニュースを中心とした旬の情報を伝える。番組のスタートは2010年4月。濱プロデューサーいわく、「メディアも広報も、相手の信頼を得ることが何より大切」。信頼を得るために重要なのが「客観性」と話す。「どんなものでも、陰があって初めて光輝くところがある。商品などを売り込む際も、良い点のみを伝えるのではなく、客観的な視点をもって時に“陰”の面まで伝えてこそ、相手の信頼が得られるのでは」。
毎週日曜日の夜に、政治・経済・社会・流行・エンタメなどあらゆるニュースを伝える情報番組『Mr.サンデー』。メインキャスターに宮根誠司を据え、その週にあった出来事を中心に旬な情報を生放送で伝える。
番組制作スタッフ数は42人。統括&プロデューサーが4人、ディレクター24人、アシスタントディレクター(AD)14人、リサーチャー3人という構成だ。制作スタッフは、「ニュース発生班」と「ストーリー班」の大きく2つに分かれて日々取材を進めている。日曜の放映に向け、キックオフ的な位置付けとなる制作会議を水曜に開いて各回の構成を決めていくが、あくまで“旬の話題を伝える”という方針から、水曜時点でのニュースネタが日曜の放映まで候補として残ることは稀だ。「ニュースの裏側にあるストーリーを掘り下げる」ことが番組の掲げるテーマなだけに、ニュースを物語風に仕立てた10分以上の再現ドラマ企画も特徴のひとつだが、週の後半に発生した出来事も日曜の放映時間ぎりぎりまで取材して編集し、タイムリーな話題の裏側を報じる。
「番組の3大コンセプトは、ライブ(生放送)、スクープ(取材力)、ストーリー。“日曜夜10時”という時間帯に求められるものとして、単にその週にあった出来事をまとめるだけではなく、新しい週に向けて前向きな気持ちになれるよう、視聴者を勇気づけられるような番組でありたいと思っています」(『Mr.サンデー』プロデューサー 濱潤氏)。