
(右上)鹿島建設 「月報KAJIMA」編集長 広報室 次長 財部浩司さん
編集部は5人体制。企画から取材、記事執筆、撮影、編集までを担当する。
建設業界大手の鹿島建設の社内報「月報KAJIMA」は、1959年創刊。ルーツは明治時代に発行された「鹿島組月報」にまでさかのぼり、日本でも最も古い社内報のひとつだ。読み応えのある特集記事は社内外からの評価も高く、中でも同社が施工を担当した東京駅丸の内駅舎保存・復原工事を緻密な取材で伝えた企画記事は、ナナ総合コミュニケーション研究所が主催した社内報コンペで「特集・単発企画部門」1位を獲得。施工中の現場を伝える人気コーナー「THE SITE」も、審査員から「社内報版プロジェクトX」と絶賛された。「現場社員への応援歌のつもりでやっています」と広報室の財部浩司氏は語る。
コンセプトは「社外に配布できる社内報」。「社外に誇れることの発信が、社内コミュニケーションや社員のモチベーション向上につながる」というのが編集方針だ。業務に関係ない内容を極力省き、同社の手がけた建造物の魅力を十分に伝えられるよう、迫力ある広告用写真や竣工写真を活用する。
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