新市場拡大の陰にも調査リリースが。市場データが少ない中で、調査を重ね、新市場を広げるべく奮闘しているのが、パッケージサラダ(カット野菜)の製造販売を事業とするサラダクラブだ。
新市場であるがゆえに、市場そのものを打ち出していくにあたり、PRとしても欠かせない調査。グループ間で広報ノウハウも共有しながら発信している。
キユーピーグループで主にパッケージサラダの製造・販売を担うサラダクラブ。同社の売上高は1999年の設立(キユーピーと三菱商事の共同出資)以来、毎年右肩上りに成長を続け、13年度は206億円に達している。近年カット野菜は利便性や品質が評価されて扱う企業が増え、市場も大きく拡大。サラダクラブは業界の先駆け的存在として、これまで国内市場を牽引してきた。
そんな同社は、“サラダの食文化の把握”を目的に、設立12年目の2010年から広報活動の一環として調査リリース「サラダ白書」の発信に取り組む。8月31日の「野菜の日」にあわせて毎年行われている本調査では、毎回時流に合わせた切り口とともに、「サラダの食べ方」や「パッケージサラダの利用経験」などについて定点観測を行い、データを蓄積している。
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