Photo by HENMI YUKIO(以下同一)
「ケーキ入刀」で絵作り“結婚式”をPR
みんなのウェディング、エスクリ、バリューマネジメント、A.T.bridesの4社の若手経営者による協議会。4人はドレス姿の花嫁を携えてタキシード姿で入場し、会見の最後にはケーキカットを行った。記者会見は、エスクリが運営する都内の結婚式場で開かれた。
「愛妻の日」とされる1月31日、ブライダル業界の若手経営者らが業界を盛り上げようと合同で協議会を設立し、発表会見が都内の結婚式場で開かれた。発表されたのは「次世代ブライダル協議会」という名の業界団体。結婚式情報サイトを運営する「みんなのウェディング」など競合する4社の若手経営者らが、ブライダル業界を盛り上げようと立ち上げたもので、会見も結婚式スタイルで行われた。
国内の結婚関連ビジネスは、少子化の影響からこの先市場の縮小が危ぶまれている。協議会は、こうした状況下、これまで取り逃していた需要の開拓を目指し、業界横断的に活性化を図ろうという取り組み。少子高齢化に加え、経済的理由などで結婚式をあげないカップルが一定数存在する事が業界縮小の要因になると見ており、今後、共同で企画を行うなどして結婚式件数の増加を目指していくほか、雇用創出のための啓蒙として、若い世代を中心にブライダル業界の魅力を発信していきたい考えだ。
結婚式さながらに行われた会見は、それぞれ花嫁姿のモデルを携えた4社の経営者が、メディアや関係者らが座った円卓の間をタキシード姿で入場。"高砂"風にしつらえられた金屏風ならぬ企業ロゴの入ったパネル前に一列に着席し、会見が進んだ。会見の締めくくるフォトセッション時には、“初めての共同作業”としてケーキカットの絵作りも。当日は、テレビやウェブニュースなど約20媒体が取材に訪れた。