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担当者が語るIRの現場

「おもてなし」の機会創出で魅力を発信

きちり 経営管理本部 ゼネラルマネージャー 鎌田勇治

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者によるリレー連載です。

他社に飲食店というビジネスのプラットフォームを提供し、売上を伸ばしている。

きちりは、1998年に創業し、現在は関東圏に27店舗、関西圏に44店舗を全て直営で展開している外食ベンチャーです。2007年に大証ヘラクレス(現JASDAQ)に上場し、13年に東証二部上場を果たしました。F1層をメインターゲットとした「KICHIRI」を中心に、商業施設・駅ビルに出店しているハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ」など約15業態を展開。また、直営展開をすることで独自に創り上げたプラットフォームを活用し、「美容・健康分野」「一次産業」「エンターテイメント」の3つのカテゴリにおいて強いブランドやコンテンツを保有する企業と連携し飲食店化するビジネスも積極的に展開しています。

数多の外食上場企業の中では、時価総額や企業規模は小さいながら、事業の成長性と利益率の高さに関して、投資家の方々から一定の評価を頂いています。その理由として「プラットフォーム・シェアリング事業」が挙げられます。精米機メーカーのサタケ、イタリアのファッションブランド・オロビアンコ、はかた地どりの生産者である福栄組合などと業務提携し、他社のブランド・コンテンツを活用した飲食店のプロデュース(コンセプトメイキングから運営まで)を実施。これらは、当社の飲食事業の運営基盤であるプラットフォームを他社に提供する、もう一つの収益の柱であり、当事業を積極的に展開することで、他の外食企業とは異なる収益基盤の構築が可能となっています。こういった事業戦略が、徐々に投資家に理解されつつあります。そのため、今後の課題の一つは、「プラットフォーム・シェアリング事業」の実績を積み上げ、さらに注目を集めていくことだと捉えています。

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