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主要企業の広報部長63人

ASEAN市場をリアルに語れ。マンダム広報室長への期待

重村勝俊(マンダム 広報IR室 室長)

部長アンケートでは、グローバル広報が「今年度注力したいテーマ」の第3位。2013年4月にマンダム広報IR室室長に着任した重村勝俊氏は、まさに「グローバル戦略を語れる人」としてその役割を期待されている。

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3年間常務取締役R&D統括を務めたインドネシアで子どもたちと。

マンダムの広報部門は男性4人、女性8人の計12人。企業広報と技術広報、IRを担う広報IR室と、商品PRを担う商品PR室に分かれている。広報IR室室長を務めるのが重村氏だ。

重村氏は1987年にマンダムに入社。東京営業所配属後、91年からは商品開発部門に移り、2007年商品企画室室長、09年第2商品開発部部長などを歴任。男性用化粧品ブランド「ルシード」の開発などに携わってきた。転機は、10年から3年間在籍した子会社のマンダムインドネシアでの経験。常務取締役R&D統括として、インドネシアだけでなく、タイ、フィリピンなど東南アジアやインド・UAEの市場全体をみて回った。今期(2014年3月期)、マンダムの連結売上高における海外売上比率は中期経営計画で40%を目標としているが、それを牽引しているのが海外売上の約6割を占めるインドネシアだ。「メディアやアナリストの方々を中心に聞かれるのは、成長が著しい海外事業のこと」と話す重村氏。「私が広報とIRを統括する部門の責任者になったのも、インドネシアを含む東南アジアや海外各国の市場全体をリアルに語れることを期待されているからです」。

日本での商品開発の経験も生きている。「日本の化粧品市場はどのような状況か、お客さまは何を求めているか。アナリストや記者から問われるこれらのことは、まさに私が商品開発の現場で考え続けてきたことです」。

自社の広報部門の弱みも見えてきた。今後、強化していきたいことの一つが企業広報だ。ギャツビーなどのブランドや商品については、広告を含めて積極的にコミュニケーションしてきた同社。一方で、「企業のDNAのようなもの、専門性をもった社員など、訴求できるポイントは多々あるのに伝え切れていなかった」と感じている。また、これまであまりテレビ出演の機会がなかった西村元延社長は、昨年立て続けに『がっちりマンデー』(TBS)や『新・ルソンの壺』(NHK関西地域のみ)に出演し、トップセールスの効果を実感している。

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