
新聞や雑誌などのメディアに頻出の企業・商品のリリースについて、配信元企業に取材し、その広報戦略やリリースづくりの実践ノウハウを紹介する「リリース道場」。今回は、赤城乳業のヒット商品「ガリガリ君」の遊び心あふれるリリースを紹介します。
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今回取り上げるのは、1981年の発売以来、33年のロングセラーとなっているアイスキャンディ、赤城乳業の「ガリガリ君」です。年間4億本という圧倒的な売れ行きを誇る国民的商品で、私の小学生時代から販売していますが、当時は今ほど突出した商品だった記憶はありません。一体いつの間に、これほどの存在になったのでしょうか。
大きな転機は2000年にありました。売れ行きは上昇しつつも鈍化してきており、頭打ち感があったそうです。そこでマーケティングを行ったところ、女性の間でガリガリ君のキャラクターイメージが芳しくないことが判明したのです。ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、ガリガリ君のイラストは変化しています。今のガリガリ君のキャラクター設定は「永遠の小学生」ですが、元は昭和30年代のガキ大将をイメージした「中学3年生」でした。
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