「作って終わり」でなく、メディアの手元に確実に届けるために必要なこととは ?押さえておくべき5つのテクニックを解説する。
配信先選定
広くし過ぎると迷惑メール!?
いくら完成度の高いプレスリリースができても、ただやみくもに配信したところで、その情報が全く関係のないメディアに届くと、イメージダウンにつながりかねない。例えば、ペット商品に関するリリースを料理雑誌に送っても、迷惑メール同様の扱いを受けるのは当然のこと。きちんとリリース内容に合った配信先を選定することが大前提だ。
言わずもがな、広報が目指すべきゴールは「メディアに取り上げてもらうこと」ではなく、その先にある「生活者の認知度を高めること」。配信先を選定する際には、リリース内容のターゲット層と接触頻度の高いメディアを選定すること。また、新聞社やテレビ局など、部署が多岐に渡るところでは、その選定も重要。たとえば新商品や新サービスを発表する場合には、新聞社ならば編集局の「経済部」、テレビ局などでは「報道部」と大きなくくりであることが多いため、番組名まで入れた方が良い。「送っていて損はないし......」と、ついつい手広く配信しがちだが、くれぐれも迷惑がられないように注意が必要だ。
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