メディアに伝える手段にルールはないからこそ、時代に合わせた表現が差別化にもつながる。「定型」から離れ、新たなアプローチを実現した事例を紹介する。
1枚の大きな紙を使用。製品を使ってもらいたいシーンをリストアップし、構成を考えた。インフォグラフィックスの第一人者としても知られるグラフィックデザイナーの徳間貴志氏が担当。
情報やデータを視覚的に表現する「インフォグラフィックス」と呼ばれるアプローチが増加している中で、プレスリリースにもそれを活用した事例が、ロート製薬によるこちらのリリース。1枚の大きな紙で構成されるこのリリースは、「TIRED?」の文字から読み進め、最初の折りを開くと製品写真と概要が。次に開くと、「7つのポイント」と題し、製品特性を6つまとめたページが表れる。最後の折りを開くと、7つ目のポイントとして機能を視覚的に説明するインフォグラフィックスのシートが登場する構成だ。「インフォグラフィックスを使ったアプローチは拡散する傾向が強く、プレスリリースに使ってみたいと考えました。商品によってマッチングもありますが、難しい成分訴求の話や使い方の提案など、細かい情報が一目で分かる構成で、メディアからの反響も高い」(広報担当)と話す。
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