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オフィスイノベーション

社員75人が250メートルの机に。チームラボ設計、ピクシブのカラフルオフィス

ピクシブ

新しいアイデアや事業は、社内のコミュニケーションの場から生まれることも少なくない。こうした作用を生み出すスペースを設けている企業のオフィス哲学とは?

オフィス内を囲むように据えられた波型の机が、全社員の就業スペース。社員同士の距離を縮め、お互いにコミュニケーションが取りやすい空間づくりを目指した。

ユニークなイラストが描かれた「絵馬」が壁一面に貼りつけられたエントランスを通り抜けると、ピンク、黄色、グリーンなどのカラフルな床にポップな椅子が並ぶ、色鮮やかな空間があらわれる。いたるところにアニメなどの絵が登場するこのオフィスは、イラストSNSを運営するピクシブのオフィスだ。

中でも特に目を惹くのが、全長250メートルにもおよぶ、オフィス内を円形で囲む机。今年5月のオフィス増床以来、このひとつの大きな机を75人の社員が共有して使っている。「机を中心に、社内のコミュニケーションが活性化する空間を考えました」と話すのは、片桐孝憲社長。「空間をつくる上で決めていたことは、壁がなくてカラフルな空間であること、そして働く人同士の距離が近いこと。見た目のお洒落さなどではなく、業務効率があがることを念頭に置いて考えました」。

自ら"机の森"と名付けた詩をつくり、それをコンセプトに考えたという机中心のオフィス。「机は広いほど作業がしやすくて良い」という潮流から、以前のオフィスでは机の幅を広くとっていたが、それが社内のコミュニケーションを減らした。「運営するSNSサービスは、個人でなく皆でつくるもの。座る距離が近いことは重要だと実感しました」。

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