日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

PR JOURNAL

巨匠やなせたかしへのタダ働き依頼に、「恥じろ」の声

編集部レポート

004_01.jpg

全国200のご当地キャラを無償で制作
数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたことで知られるやなせ氏だが、その数は200にも上る。うち50は出身地である高知県のキャラクターだ。

10月13日に死去が報じられた漫画家のやなせたかし氏が、地方自治体などから無償で仕事を依頼されていたことについて、同じく漫画家の吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とツイッター上で言及し波紋を呼んだ。

「アンパンマン」などで有名なやなせ氏は、数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたことで知られる。吉田氏の論議の発端となった対談記事によると、出身地である高知県だけで50以上、全国では200ものご当地キャラを生み出した。そしてそれは、数件を除いて全てノーギャラで依頼された仕事だという。対談の中でやなせ氏は、「俺は巨匠にならないと決めたんだから、くだらない仕事であろうとやらなくちゃいけない」としながらも、「原稿料なしなの。つまりですね、すごく軽く見られてるんだよ」とその実態を明かしている。

吉田氏は、「ボランティアが適切である場合は、もちろん除いて」と補足しつつ、「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ、と思いますね」と批判。「そこに作品に対する敬意はあるのか?ってことですよな」と怒りをあらわにした。

あと43%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

PR JOURNAL の記事一覧

「嘘はつかない」「お客さまのせいにしない」トヨタ・広報部長などー日本広報学会レポート
お笑い芸人NONSTYLEの井上裕介、SNSへの「半端ない覚悟」が好感呼ぶ
従業員32万人に届け。日立がグループビジョンを歌に
巨匠やなせたかしへのタダ働き依頼に、「恥じろ」の声(この記事です)
村上隆も参加、コスプレイヤーが限定コスメをPR
新幹線貸し切り、恩師の退職祝い
小山薫堂氏とミュージシャンが招致、天草に世界のサンタクロースが集結
青森から東京へ1000キロリレー、スポーツのチカラで復興後押し
パリ・ベルサイユ宮殿の晩餐に供された日本製の皿
佐藤可士和・奥山清行・滝沢直己を採用、ヤンマーのプレミアムブランドプロジェクト
藤子不二雄Aから浦沢直樹まで、豪華“落書き”で一躍観光名所に
名鉄名古屋駅のナナちゃん人形、ビックリ顔がニュースになる
フラッシュモブで若者を選挙へ、PR動画の再生回数は2万5000回超える
社内公用語化からCMまで、「ダジャレ」でメディアを躍らせる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する