鉄道ファンの親子連れらが列車の手洗い体験を行う「さんてつ車両みがき隊」。車両基地は「あまちゃん」のロケにも使われた。
三陸鉄道(三鉄)は岩手県沿岸部を走る第三セクターのローカル線。NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で「北鉄」として連日登場し、一躍脚光を浴びた。今年4月から10月にかけての取材件数は、テレビと雑誌合わせて(新聞除く)約100件。1年間で80件ほどの昨年度に比べ、倍以上のペースで露出が広がっている。
「あまちゃん」の舞台でもある岩手県久慈市の車両基地で大型連休中の5月4日、「さんてつ車両みがき隊」なるイベントが開かれた。列車の手洗い作業や臨時列車の発車準備などを体験するもので、一般募集で20人が参加した。その多くが関東からの親子連れだったという。メディア数社の取材もイベントに同行した。
三鉄では、東日本大震災の発生前からツアーの観光客向けに車両基地の見学ツアーを実施してきた。「車庫でクレーンに吊り上げられた車両や指令室などを見ていただくことは普段なかなかできないので、大変喜ばれています(三陸鉄道)という。
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