情報を世に広めるにあたり、また多岐に渡る広報業務を進めるにあたり、独自のノウハウと第三者視点を持ったパートナーの存在は重要だ。発注側とパートナーとが一緒になり、明確な目標を持って進むことが特に必要となる。では、仕事を発注したくなるパートナーの条件とはどのようなものなのか?
スポーツシューズメーカーのニューバランス ジャパンは、主に広告や報道対応などの業務で創業から25年来協力体制にあるパートナー企業に近年PR業務を依頼するようになった。ブランドコミュニケーションチームの永田沢佳氏は「ブランドをともに育ててきました」とパートナーとの結びつきの強さを強調する。
新製品発表や、メディアへのキャラバンをパートナーと協力して進めている。「多種多様なジャンルの製品を発表するため、当社のブランドメッセージからぶれを生じさせないことが最も重要です」と永田氏。製品のブランドの歴史やコンセプトを理解、ひいては愛着を持てるように、様々な試みを行う。実際に新製品を試し、履き心地など特徴を実感してもらうことも欠かせない。日頃からパートナーの担当者は同社製品を着用しており、社内の担当者との一体感を醸成する。
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