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メジャーに学ぶメディア対応と広報流儀(2) 元松井秀喜の専属広報「危機が本領発揮の時」

編集部レポート

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多い時には100人の日本メディアに"教育"も
人気球団であるヤンキースには、米メディアが常時30人以上、松井在籍時には日本メディアが少なくとも50人、多い時には100人も詰めかけた。日本メディアへのメジャーでの取材流儀の"教育"も、広報で成果を出すために重要な仕事だったと広岡氏は明かす。

選手を除きメジャーリーグで最も有名な日本人の一人が、2012年まで松井(秀喜)元選手の専属広報を務めた広岡勲氏(現在は江戸川大学准教授)だろう。10年の球団広報を経て、不祥事に揺れた日本相撲協会へ、そしてWBCと常に"修羅場"を経験してきたという広岡氏は、危機こそ広報の本領発揮の時と話す。

米メディアは目が肥えている

報知新聞の記者として10年のキャリアを持つ広岡氏は、その経験が広報という逆の立場でも役立つと確信していたが、一方で「世界のどこでも通用するわけではないと気づいた」と話す。初任地のヤンキースで待っていたのは、日本メディアにはない米メディアの野球に対する"厳しい目"だった。

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