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広報のマンネリを斬る!

広報のマンネリ(4) 記念日は誰でも作れる

大隈明子(物語ライティング 代表取締役)

業界では通例の広報施策の中でも、「本当に生活者に届いているのだろうか」と疑問を感じながら、何となく、とりあえず続けているもの、ありませんか? 生活者視点を意識したその疑問は、広報にとって大切な視点のはず。本企画では、"業界あるあるマンネリ施策"を5つの「事件」として区切り、それぞれの事件に対し一生活者の"お茶の間視点"として、主婦ライターの大隈明子氏に率直な意見と心の内を語ってもらった。

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これだけ記念日が乱立していると、もはや何の日なのか分からない。戸惑いを覚える生活者も少なくないだろう。

記念日は誰でもつくれる

365日記念日だらけの日本。「今日は〇〇の日です」と、朝の情報番組やフェイスブックの朝一投稿で、毎日誰かしら何かの記念日を教えてくれる。そしてワイドショーで、「耳の日」といえば耳関連グッズが、「虫歯の日」といえば虫歯予防グッズが紹介されるのはお決まりのパターン。「あら、こんな便利グッズがあったのね」と、すぐにググってみる主婦も多いだろう。私もその一人で、出演者が大絶賛していると購買意欲をそそられ、ついその気になってしまう。

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