情報を世に広めるにあたり、また多岐に渡る広報業務を進めるにあたり、独自のノウハウと第三者視点を持ったパートナーの存在は重要だ。発注側とパートナーとが一緒になり、明確な目標を持って進むことが特に必要となる。では、仕事を発注したくなるパートナーの条件とはどのようなものなのか?
家庭用ゲームソフトの開発など、各種コンテンツ事業を手掛けるバンダイナムコゲームスで広報業務を担当する、社長室経営企画部広報課の大野友里江氏は、パートナーであるPR会社に第一に求める要素を次のように話す。
「変化が激しいゲーム業界だからこそ、従来のやり方にとらわれないメディアへのアプローチ方法を提案して欲しいです」。
思考や業務に対する柔軟さに加え"遊び心"のある発想ができることもパートナーを選ぶ条件に挙げた。
「製品の概要のみリリースするだけではメディアに関心を持ってもらえません。パートナー会社には開発者の個性など、さらにニュースバリューを加えられる情報、視点を一緒に探してもらいたいと考えています。社内からそうした情報を見つけ出すには、パートナーも第三者の立場でありながら、日頃から当社の戦略を把握した上で事業や製品そのものの面白みを"遊び心"を持って伝えようとしていることが重要だと考えます」。
一方で、御用聞きの関係にならないよう"プロとしての視線"を持ち続けることもパートナーに求める。
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